PDAの話をしよう8 理想的なミニキーボード搭載、jornadaシリーズ登場
PDA、パーソナルデジタルアシスタントの話をしています。海外版のPDA、HP200L、Apple Newton MP130を使い、日本語版のWindows CE カシオペアA51を使った話をしました。
Windows CEを搭載したPDAが、1997年以降、続々と発売になりました。その中で私は、カシオペアA51を選択したのですが、非力でキータッチも柔らか過ぎるキーボードのお陰でHP200LXの方が使いやすく感じていました。
Windows CEで使いやすい端末の登場を待ちました。そしてついに理想的な端末が出ます。HP200LXを発売していたヒューレッドパッカードより、HP620LXという機種が出たのです。
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HP620LXは、HP200LXとはタイプ違いますが、入力しやすいミニキーボードを搭載していました。HP200LXで愛用していた入力方法、両手で持って親指によるHP入力だけでなく、デスクに置いて、PCキーボードのような入力も可能でした。
さらに、ディスプレイがついにカラー化されました。このことにより、モバイルで写真や動画の利用の幅が広がりました。
このHP620LX以降、jornadaシリーズと名前を換えて発売されました。私はjornada 680、 jornada 720と歴代愛用していきました。HP200LXのDNAを引き継いだHPのミニキーボード付きキーボードは、私にとって肌に合ったPDAだったのです。
しかし、PDAの時代は、このミニキーボード型ではなく、ペンタッチ型に大きくシフトしていきました。それは、PDAの雄であるPalmの登場のためです。次回に続く。